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Camel Audio Alchemy, Cameleon 5000

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tomo
Time
2012-05-02 21:32:00+09:00
Category
Review

Alchemyは英 Camel Audioが開発した正弦波加算方式ソフトウェア・プラグイン型シンセサイザ。

先代のCameleon 5000が基本的にはPCM波形からの再構築をベースにしていたが、Alchemyはそれに留まらずにグラニュラー・シンセシスやモーフィング、クロスフェード合成等も利用でき、PWMやアナログの減算方式シンセサイザーに肉薄するアナログ・モデリング・フィルターも利用出来るので、シンセサイザーとしてはかなり広範囲をカバーしている。 カバーしていないのはFM位か。

Microtonal

Alchemymicrotonalな音源であり、全鍵独立でピッチを調整可能。 その方法は以下の通り。

  1. AnaMark / VAZ 1.5 Plus-compatible tuning file format準拠のファイルを作成するか入手。
  2. Alchemyに設定されたパス内の/Alchemy/Libraries/Tuning内の任意の位置に上記ファイルを保存。 サブフォルダを作ることも可能。
  3. 適用したい音色パッチ毎にチューニングを選択。
  4. 必要ならば、その音色パッチを保存することで、それ以降, 同音色パッチは呼び出すだけで同じチューニングが再現される。

肝心のAnaMark / VAZ 1.5 Plus-compatible tuning file format準拠ファイルについては、当サイトではSA-Piano.tunを配布している。 このファイルはSA digital pf P-330の音色「Piano 1」の調律曲線を採取したもので、同音源にシンセサイザのピッチをピッタリ合わせたり、シンセサイザに手っ取り早く滑らかな調律曲線を施すのに便利。biotronique.tunを配布している。 このファイルはPianoteqのアコースティックピアノ音色のデフォルト設定で自動生成されている調律曲線に対し、極端なズレが生じることなく同PianoteqRhodes音色やLounge Lizardの各種音色のピッチを合わせるために筆者が独自に作成したカーブで、同音源にシンセサイザのピッチをピッタリ合わせたり、シンセサイザに手っ取り早く滑らかな調律曲線を施すのに便利。

Camel Audio Alchemy, Cameleon 5000

Author
tomo
Authorised Time
2004-08-22 22:40:00+09:00
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Review

Camel Audioが開発した正弦波加算方式のソフトウェア・プラグイン型シンセサイザ。

最大64基の正弦波を独立エンベロープ等で制御する正当な倍音加算方式だが、各正弦波にデチューンパラメータを搭載し倍音外の部分音も合成できる。 また、正弦波加算セクションとは別に周波数分布自在のノイズセクションを搭載しており、(株)河合楽器製作所 Addvanced Additive Synthesizer K5000ではサンプル波形を併用することで賄っていたアタック時の過渡的な応答を付加可能としている。 このノイズは正弦波加算セクションと異なり周波数軸で管理する仕組みで、当然ながら正弦波加算セクションのピッチ変化にノイズ周波数分布は追従しない。 この点が同じくノイズを併用する正弦波加算シンセ VirSyn Cubeと異なる点の1つ。

この樂器の最大の特長はPCM波形ファイルを取り込んで正弦波群で再構築する所謂re-synthesis機能。 他の正弦波加算音源にもある機能だが、Cameleon 5000では最大8ポイントのキーマップ×最大2ポイントのヴェロシティレイヤーで中間のキー及びヴェロシティについて自動補完することが出来る点がユニーク。 このmulti-sampling re-synthesis機能により、1つの再合成結果を全音域に適用せざるを得ない他の類似音源では凡そ不可能だった、アコースティックピアノのre-synthesisも実用レベルで可能になった。 また、当然ながらre-synthesis時には正弦波加算セクションに適合困難な過渡的成分はノイズ・セクションに自動で振り分けられる様になっており、アコースティックピアノのハンマー音なども問題ない水準で再合成可能。

Cameleon 5000microtonalなシンセサイザであり、全鍵独立でピッチを調整可能。 その方法は以下の通り。

  1. AnaMark / VAZ 1.5 Plus-compatible tuning file format準拠のファイルを作成するか入手。
  2. 適用したいインストルメントに対し、「TUNE」パラメータとしてインポート。
  3. 必要ならば、そのインストルメントを保存することで、それ以降, 同インストルメントは呼び出すだけでインポートした定義ファイル通りのチューニングが再現される。

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