魂の導きと捏造の超次元的関係性
- Author
- tomo
- Authorised Time
- 2008-01-23 07:22:39+09:00
- Category
- 調査批評
2007年7月のフジテレビ『FNS27時間テレビ』内のコーナー『ハッピー筋斗雲』での事実捏造と会社経営者への誹謗中傷について、2008年1月21日にBPOの放送倫理検証委員会が「制作上の倫理に反するものと判断する」とする委員会決定意見を発表したそうな。 その番組内容はこんな有様だが、捏造行程を抽出、整理すると以下の様になる。
- 林檎園を営み、かつて2度程、手紙を添えた林檎を被災者等に寄贈する慈善活動を行ったことで知られる女性の経営する美容院が経営難ということに捏造することをフジテレビ側が決定。
- 美容院スタッフに出演を打診し、演出としてスタッフ側から手紙を出したことにさせる。
- フジテレビ側が用意した手紙の文面は、計画通り「慈善活動に入れあげて美容院が経営難」とする告発内容とされた。 無論、フジテレビ側の捏造です。
- 取材と称して美容院店内を撮影する際にフジテレビ側は「お客への人権の配慮」と主張して客全員を退出させて収録、その様子を番組内では「客も殆ど無い経営難の美容院」として紹介。
- 美容院経営者には講演依頼と、かつて林檎を寄贈された被災者等には林檎の送り主が誹謗中傷されていると、各々嘘をついて撮影会場に召集。
- 召集されたうち、かつて林檎を寄贈された側の約半数は盛り上げるためのサクラ。
- 会場に登場した江原 啓之は番組の企画内容通りに「慈善活動に入れあげ過ぎ」「美容院は経営難」と霊視。
- 実際には慈善活動は継続的なものではなく美容院も経営難でもないので経営者はすぐさま反論、しかし全てカット。
- かつて林檎を寄贈した相手との驚きの対面時の感涙のショットを江原説法の後にインポーズして、あたかも江原の言葉に感動したかの様に演出して放映。
この番組の結果、経営難の美容院として地元でも噂になってしまい、それまで順調だった美容院は本当に経営が危ぶまれてしまったという被害内容。
フジテレビのやったことは明白に営業妨害であり損害賠償請求されたら払わなくてはならないレベルです。 そして同時に、非科学的な迷信やオカルトを肯定的に扱ってはいけないという民放連の基準にも反している。 だから議論の余地なくフジテレビは反社会的なテロ集団ということになるので、これ以上は触れない。 問題は寧ろ江原 啓之の霊視能力です。
江原 啓之が美容院経営者の亡父の霊まで引き合いに出して霊視した内容はフジテレビの用意した「慈善活動に入れ込み過ぎて美容院が経営難」という嘘話を否定するどころか、全くそれに沿ったものだった。 美容院をちゃんと経営しなさいと亡父の霊が言っている、とまで主張した。 しかし本当に霊視能力があるなら、咋に事実と異なる霊視結果がどうして齎されるのだろうか。
江原 啓之や美輪 明宏は繰り返し、行いの正しい者は善良な高級霊の導きで正しい道を歩めるが、卑劣で悪質な人は低級な動物霊などに惑わされて誤った結果を招く、といった塩梅で霊的な正しさと実行動の成否のリンケージを仄めかす説法をマスメディア上で語っている。 仮に江原と美輪の説くそのスピリチュアルな世界観が正しいのだとしたら、番組制作側の捏造内容に沿った架空の状況を霊視してしまい、カウンセリング対象を公然と中傷してその仕事や生活を破壊する結果を招いた江原 啓之と、彼を本物だと断言する美輪 明宏の両名は、よっぽど非道な行動を繰り返したが為に低級な動物霊に憑かれて誤った道を突き進んだ腐りきった魂の持主で、前世もせいぜいミジンコ辺りで来世はウンコ止まり、ということにはならないだろうか。
もちろん、スピリチュアルな世界観は目に見えるものではなく、当事者しか認識し得ない部分なので断定と肯定を避けるため配慮するが、筆者は個人的に、そういう世界観をまんざら否定する気はなかったりする。