ヒマラヤ杉に降る雪
- Author
- tomo
- Authorised Time
- 2002-12-15 00:00:00+09:00
- Category
- 調査批評
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人種民族偏見や真珠湾攻撃への復讐心から殺人犯へとでっち上げられた日本人男性の裁判を基軸に、工藤演じるその妻「ハツエ」とイーサン・ホーク演じる間男との逢引きが延々と綴られる。 大戦下に同じ敵国系移民である独逸系や伊太利亜系は不問に処せられながら日系人ばかりが不当に差別され、財産も没収、マンザナール(劇中字幕ではマンザナー)に収容されてきた現実を一応取り上げており、社会派ドラマの様相を呈している。 しかし、ハツエを通して描写される迫害されてきた日系人の苦悩はあくまでアメリカ人でありながら、日系だというだけで日本人の汚名を着せられたという点に於てのみであり、日本人を迫害することの是非は全く取り上げられていない。 また、ベトナム戦争を描いた数々の映画と同様、迫害した側である白人の根強い排他性や獰猛さは一切省みられる事もなく、寧ろイーサン・ホーク演じる間男を通して白人も被害者として描かれるのです。
逆説的な形で米国社会の病理がよく描かれている。 そういえば、真珠湾攻撃に対する復讐心を全面肯定した映画「パールハーバー」は米国では大ヒットでしたな。
どうでも良いが、ハツエの父役は「ピクチャー・ブライド」では工藤の夫役だったな。 These data is given on 5-20 6:39.



