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ノロイ

Post by
tomo
Time
2005-10-30 20:05:53+09:00
Category
Review

ノロイ プレミアム・エディション

Title
ノロイ プレミアム・エディション
Media
DVD
Availability
no inventory
Author
松本まりか
Manufacture
ジェネオン エンタテインメント
Standard Price
¥ 4,935
Amazon Price
no inventory
Amazon Point
なし
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These data is given on 8-17 8:33.


ドキュ・ホラーなる変なジャンル名で呼ばれたりしている映画「ノロイ」を随分前に鑑賞した。 この映画、公開直前から主にネット上にあたかも実話であるかの様な仕掛けが散りばめられ、ブレア・ウィッチ・プロジェクトの二番煎じ臭がムンムン。 ただ、仕掛けに引っ掛かって実話だと噂になったことでヒットしたものの映画自体はムチャクチャつまらなかったブレア…とは間逆で、2004年末に鈴鹿で撮影されてた事がとっくに暴露されていたりと仕掛けはどうにも半端でとうてい実話とは思えないものの、映画自体は寧ろそこそこ秀逸であった点が面白い。

ただし、送り手と受け手の双方がホラーへとジャンル区分しているところが、この映画を楽しめる可能性を大きく減じているように思えるところが残念。

ドキュメンタリータッチのホラーなる新ジャンルという誤解が蔓延しているが、この種の映画は元々「モンド映画」とされる由緒正しい既存ジャンルなのだ。 「世界残酷物語」の原題に由来するmondo movieは、そこから派生して巡りめぐったmondo music(ヲタ向け音楽)等があたかも通向けのお洒落作品であるかの様に一部の情報自転車操業メディアに取り上げられたこともあってか、なぜか違う意味で使われることもままある。 が、基本的には猟奇、残酷、デムパなネタをもっともらしくドキュメンタリー・タッチで描いた映画のこと。 劇映画スタイルを形式上は破棄して実録風の体裁を取りながら、どう観ても胡散臭く常識的にあり得ない内容が共通項。 私が物心付いて程なくしてハマった「食人族」などもこのジャンルに属する。 日本では「川口浩探検隊」や「矢追純一UFOシリーズ」が典型的。

雑誌「ムー」のジャンルだと言えば判り易いか。 超古代文明、心霊、異星人の侵略、UMA、謎の未開文明などをドキュメンタリー・タッチでありながら胡散臭い表現で映画に仕立てれば、思いっきりモンドのストライクゾーン。 その意味で、日本に広く伝わる呪いや崇りの話をきちんと押さえつつも、非常に胡散臭いドキュメンタリー・タッチに仕上げたこの「ノロイ」は実に優れたモンド映画なのだ。

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